ダクトの耐用年数

2019年01月30日(水)

 

機械類は永久的に可動し続けるのではなく寿命がありますが、ダクトも例外ではありません。ダクトのトラブルは快適な環境を失うことはもちろん、業種によっては操業にも影響を及ぼす重要なポイントです。ここではダクトを使用している全ての人が知っておくべき、耐用年数や交換のタイミングについてお伝えしていきます。

ダクトの法定耐用年数

機械的な寿命ではなく、法律の上での耐用年数というものもあります。これは、減価償却資産のとして使用可能な期間でもあり、確定申告など税務上でも押さえておきたいポイントです。

空調設備

  • ビルや店舗などのフロア全体:13~15年
  • ビル全体の広範囲空調:13~15年
  • エアコン・クーラーなど小範囲空調:6年

換気設備

  • 法定耐用年数はなし

上記のように、範囲や設備によって異なります。エアコン・クーラーは分かりやすいですが、それ以外のダクトの法定耐用年数については一概に言えないのが現状です。もし、ご自身のダクトの法定耐用年数について、疑問や質問などがあれば遠慮なく当社までご相談ください。

ダクトのメンテナンスについて

メンテナンスについてはオーナーの判断で行うだけでなく、建築基準法に基づいた法定検査が必要です。基本的には年に1回、一級建築士・二級建築士、建築設備検査員など国家資格をもった専門家が担当します。使用頻度や環境、汚れ度合いが変わるため、メーカーに直接問合せするのも正しい選択です。

ダクト交換のタイミング

目安としての交換時期は

  • 空調機器:18年
  • 送排風機・排煙機:20年

ほどといわれていますが、使用状況により大きく異なるため一概にはいえません。
そんな時、見分けやすいポイントとして挙げられるのが、「サビ」です。
特に劣化しやすい屋外の装置には大切なポイントです。
サビを見つけたらすぐに交換が必要という訳ではありませんが、メンテをせずに範囲が拡大すると板が外れ飛ぶ恐れがあります。
交換のタイミングはそれより前の、穴が空く前後です。
穴が空いてしまったり、板が外れてしまうと、ダクト内部に雨などをとりこんでしまい、室内空気が悪くなってしまいます。

また、特に問い合わせの多い、「防火ダンパー」と「風量ダンパー」についてもみていきましょう。

防火ダンパー

火災時の熱せられた空気の噴出を防ぎ、延焼を防止するためにダクト内に設置されているダンパーを指します。昨年の消防法改定により、設置必須となる部分が増えたことで、注目を浴びるようになりました。まだ設置していない飲食店は早めの対応が必要です。

  • シャッターが固着し、閉まらない

という問い合わせを多く頂きますが、これは引火に繋がるため、大変危険。また、閉まらないことで、外から鳥や雨が入ってくることもあり早めの解決が必要です。

風量ダンパー

排気・吸気の調整をするためのダンパーです。

  • レバーが回らない

という問い合わせを多く頂いています。

どちらも、対処は2パターンあります。

①単純にレバーがサビているケース
サビている箇所に、さび止めスプレーを使うことで大半は解決します。問い合わせの手間や、作業依頼費をグッと減らすことができるため、一度お試しください。

②内部で油が固着、もしくは湿気でサビたケース
試してみたけれど解決しない場合は、上記の可能性があります。この場合は交換時期の可能性があるため、お早めに相談ください。

グリスフィルターの吸い込みトラブルの対処

主に厨房などで揚げ物などする場所の上に設置するフードに取り付けられているグリスフィルターは、ダクト内に油などを入れないフィルターの役目を担っています。

  • 吸い込みが悪い

との問合せが多いですが、実は、シャッターを取り外し洗剤でつけおきし、きれいになったら戻すだけで、大半はまた元通り機能します。
業者にお金を払ってメンテナンスするより、負担が少なく簡単に解決することができます。


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